「献血」は命をつなぐボランティア あなたもご協力を!

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「献血」とは、病気やけがで輸血や血漿分画製剤を必要とする患者さんのために、自分の血液を自発的かつ無償で提供することです。皆さんの善意の献血によって、多くの患者さんの命が救われます。献血は命をつなぐボランティア。若い世代をはじめ、皆さんのご協力をお待ちしています!

★献血会場における感染症対策など新型コロナウイルス感染症への対策等を実施しています。詳しくは日本赤十字社「更新)献血における新型コロナウイルス感染症への対応等について」をご覧ください。

1なぜ、献血は必要なの?血液は人工的に造ることができず、長期保存もできません

医療技術が進歩した今日でも血液は人工的に造ることができず、長期保存もできません。また、献血者の健康を守るため、一人のかたが1年間に献血できる回数や量には上限があります。そのため、患者さんに安定的に血液製剤をお届けするためには、一年を通じて多くのかたに継続してご協力いただく必要があります。
献血で集められた血液は、けがをしたときの輸血に使われるイメージがありますが、けがの治療で輸血されるのは全体のごくわずかで、ほとんどは、がんなどの病気の治療に使われています。また、実は、輸血に使われるのは、献血血液のおよそ半分で、残りの半分は血漿分画製剤という医薬品を造るために使われています。

参考:献血血液から造られる輸血用血液製剤と血漿分画製剤

資料:厚生労働省

2血液は不足しているの?若い世代の協力が必要です!

献血は、皆さんにご協力いただいた血液が無駄にならないように、医療機関の需要に応じた必要な量だけを集めています。
近年、日本の少子高齢化の影響により、献血ができる人口(16~69歳)は減少しています。
さらに、10代から30代の献血者数は、この10年で約32%(2012年度:約251万人→2021年:約171万人)も減少しており、献血可能人口が減少し続ける中、若い世代の方々からの協力が得られなくなると、将来必要な血液量を確保できなくなるおそれがあります。今後も患者さんに血液を安定的に届けるためには、若い世代をはじめ皆さんの継続的な協力が必要不可欠です。


クリックすると図が拡大します。
出典元:「年代別献血者数と献血量の推移」(厚生労働省・日本赤十字社)

3献血はだれでもできるの?基準を満たした16歳から69歳までのかたなら可能

献血者の健康を守り、患者さんに安全な血液を届けるため、献血するに当たって様々な基準を設けています。
献血の種類には、血液の全ての成分を採血する「全血献血」(200ml献血又は400ml献血)と、血液中の血漿や血小板だけを採血する「成分献血」(血漿成分献血又は血小板成分献血)があり、それぞれ以下のとおり採血基準が異なります。

<採血基準>

採血基準について詳しく知りたい場合は、日本赤十字社「献血基準」のページをご覧ください。

また、上記の採血基準を満たしていても、海外から帰国して4週間以内のかたや、薬を飲んでいるかた・予防接種を受けたかたなどは、献血をご遠慮いただくことがあります。詳しくは、日本赤十字社「献血をご遠慮いただく場合」をご覧ください。
なお、エイズや肝炎など感染症の検査を目的とする献血は、絶対に行わないでください。

4献血の手順は?医師が献血できると判断すれば献血開始

献血は、次の流れで行われます。

(1)献血受付

運転免許証やマイナンバーカードなどによる本人確認の後、献血をする際の注意事項などについての説明があります。その内容に同意した上で、献血の申込みをします。
(記載する個人情報は、外部に流出することがないよう厳重に管理されます。)

(2)質問への回答

献血者の健康を守り、患者さんに安全な血液を届けるため、体調や病歴などに関する質問に回答していただきます。

(3)健康診断

回答内容に基づき、問診や血圧測定等を行います。その後、少量の採血を行い貧血の心配がないかヘモグロビン濃度の測定を行います。また、血液型の事前判定も行います(成分献血の場合は血小板数の測定も実施)。
これらの結果を踏まえ、最終的に採血の可否を医師が判断します。

(4)採血

採血に要する時間は全血献血では10分から15分、成分献血は採血量に応じて40分から90分程度です。採血に使う針や採血バッグは一人ひとりに新しいものを使っているので、感染症などの心配はありません。

(5)休憩

献血後は、十分に水分を補給して、少なくとも10分以上休憩をしてください。

※献血後、まれに血圧変化によりめまいなどの体調不良が起こる場合があります。トイレや階段、駅のホームでの歩行などには特に注意してください。気分が悪くなったり、針を刺した部位に痛みやしびれが残る場合は、すぐに血液センターに連絡してください。
※日本赤十字社では「献血者健康被害救済制度」を設けています。
献血後の注意点は、日本赤十字社「具合が悪くなったら」をご覧ください。

(6)献血カードの受取り

最後に献血カードを受け取り、終了となります。献血カードには、今回の献血内容と次回の献血可能日などが書かれています。

なお、日本赤十字社では、複数回献血を推進するため、献血Web会員サービス「ラブラッド」を提供しています。ご登録いただくと、全国の献血ルームでの献血をスマートフォン・PCから簡単に予約できるほか、血液検査の結果をWebで確認することができます。ぜひご登録をお願いいたします。

※献血の手順について詳しく知りたい場合は、日本赤十字社「献血の手順」をご覧ください。

5献血はどこでできるの?全国各地にある献血ルームや献血バスなど

献血は、全国各地にある献血ルームや献血バスですることができます。詳しくは、日本赤十字社「献血について」をご覧ください。
なお、献血ができる時間は地域や施設によって異なります。また、キッズスペースを設けた献血ルームもあるので、詳しくはそれぞれの献血ルームにお問い合わせください。

お近くの献血できる場所を探す場合は、日本赤十字社「献血ルーム」をご覧ください。

また、企業や学校などに対しては、献血バスの出張訪問や、訪問先の会議室などを臨時の献血会場とする「オープン献血」を実施しています。ご協力いただける場合は、最寄りの血液センターまでお問い合わせください。
献血は身近にあるボランティアです。ぜひご協力をお願いします。

(取材協力:厚生労働省 文責:政府広報オンライン)

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