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令和元年(2019年)8月8日

マリンレジャーを楽しむために
安全対策を忘れずに!

周囲を海に囲まれた日本では、海水浴や釣り、サーフィンなど、様々なマリンレジャーを楽しめますが、一方、毎年のように、マリンレジャー活動中の事故により死者や行方不明者が出ています。楽しいレジャーのひと時を暗転させないため、マリンレジャーを安全に楽しむためのポイントを、あらためて確認しましょう。

1.これだけは知っておこう!マリンレジャーの安全対策「3つの基本」

ライフジャケットの着用、防水パック入りの携帯電話、「118番」を忘れずに!

マリンレジャーには、遊泳、釣り、サーフィン、磯遊び、スノーケリングなど様々な種類がありますが、それらに共通する安全対策として、次の「3つの基本」にご留意ください。

基本1 ライフジャケットの常時着用

釣り、磯遊び、水上オートバイなどで海に落ちても、ライフジャケットを着用していれば、海面に浮かんで助けを待つことができます。

基本2 防水パック入り携帯電話の携行

マリンレジャーの大半は海浜や沿岸で行われることから、携帯電話やスマートフォンの電波圏内であることが多く、防水パック等に携帯電話を入れて携行していれば、事故に遭ったり事故を見聞きしたりした際に助けを呼ぶことができます。

基本3 118番の活用

マリンレジャーの事故に遭ったり事故を見聞きしたりした際は、海上保安庁の緊急通報用電話番号「118」へ電話を! 最寄りの管区海上保安本部につながります。

そのほか、密航・密輸の情報を得た、不審船を見た、油の排出などを確認した場合にも通報してください。

主なマリンレジャーの事故の状況と事故防止のポイントをご紹介します。冒頭に紹介した事故対策「3つの基本」とあわせて事故防止にお役立てください。

また、海上保安庁「ウォーターセーフティガイド」(下記参照)では、海で安全に安心して楽しむための情報を提供しています。海に関する知識、アクティビティごとの特性や推奨される装備品、習得すべき技術等について掲載していますので、マリンレジャーを楽しむ前にぜひご活用ください。

海上保安庁「ウォーターセーフティガイド」

2.海水浴を安全に楽しむには

飲酒したら海に入らない。遊泳禁止区域では泳がない。離岸流にご注意を。

「遊泳」に関連した平成30年(2018年)の事故者は304人で、マリンレジャー事故者全体の35%を占めています。

「遊泳」事故の内容を見ると、最も多いのは「溺水」、つまり水に溺れた事故で、「遊泳」の60%を占めています。次いで「帰還不能」、つまり沖合へ出過ぎたり潮に流されたりして岸に戻れなくなった事故が31%、クラゲなど有毒生物や岩、他の遊泳者との接触などによる「負傷」が7%となっています。

事故を防いで安全に遊泳するために、特に次のような点にご注意ください。

(1)管理された場所で泳ぐ
海で泳ぐ場合は、常に監視員やライフセーバーがいる海水浴場などの管理された場所で泳ぐようにしましょう。

(2)海にいる危険な生物に注意
海には、クラゲやエイなど、危険な海洋生物がたくさんいます。これらの危険生物に刺されたりした場合は、すぐに海から出て、病院などの医療機関に行きましょう。

(3)海が荒れているときは泳がない
波が高いときや流れの速いときは危険ですので、絶対に泳がないようにしましょう。

(4)お酒を飲んだら泳がない
人はお酒(アルコール)が体内に入ると、判断力や集中力(注意力)の低下や、運動能力の低下などが引き起こされ、本来の泳力が低下し、溺れやすくなります。お酒を飲んだ状態で海に入ることは、溺れやすくなるとともに、溺れたときの死亡率も高くなります。お酒を飲んだら海に入らないことを徹底しましょう。

(5)子どもから目を離さない
子どもは危険が近づいていても察知することができません。思いがけず小さな波でも足をすくわれ、溺れることがありますので、保護者の方は常に子どもから目を離さないようにしましょう。小さな子どもには、体に合ったライフジャケットなどを必ず着せましょう。

(6)自分の体調には素直に耳をかたむけて
自分の体調を把握し、疲労や睡眠不足を感じたら海に入らないようにしましょう。また、海に入る際は、準備運動を念入りに行いましょう。

コラム1

離岸流(りがんりゅう)にご注意を!

遊泳中の事故内容をみると、「溺水」と「帰還不能」の2つで全体の91%を占めており、それらに「離岸流(リーフカレント)」が大きく関わっているとみられます。
離岸流は岸から沖へ向かう潮の流れのことで、この流れはとても強く速いので、遊泳中に入り込んでしまうと、全力で泳いでも流れに逆らって岸へ戻ることはまず不可能です。また、疲労やパニックのために海水を呑むなどして「溺水」に至ることになり、非常に危険です。

離岸流による事故に遭わないために

・看板や旗などの情報に注意して、危険な場所には近づかない
一般の海水浴客が、海面の様子から離岸流の有無を知ることは困難です。
多数の海水浴客が訪れる海水浴場などではたいてい、危険な場所について、看板や旗、アナウンスなどで情報を提供していますし、監視員などが注意する場合もあります。そうした案内によく注意して、離岸流が起きる場所に近づかないようにしましょう。
・もし離岸流に乗ってしまったら?――海岸と平行に泳いでみよう
少しも泳いでいないのにぐんぐん沖に流されていく場合などは、離岸流に乗った可能性があります。その際は、慌てず、岸に向かって手を大きく振ったり、大声を発したりして助けを求めましょう。可能ならば、海岸と平行に泳ぎましょう。離岸流の幅は10~30メートルほどなので、海岸と平行に泳げば離岸流から抜け出せる可能性があります。

3.海釣りを安全に楽しむには

ライフジャケットを必ず着用し、仲間と一緒に行動しよう。

「海釣り」に関連した平成30年(2018年)の事故者は242人で、マリンレジャー事故者全体のうち28%を占めており、「遊泳」と並んで事故者が多くなっています。
事故の内容をみると、最も多いのが「海中転落」で「海釣り」全体の81%、次いで「帰還不能」が9%で、この2つで「海釣り」全体の90%を占めています。

「海釣り」の場所となる防波堤や岸壁、磯などは、多くが波しぶきなどで濡れたり海藻に覆われたりして滑りやすくなっています。そのため、ちょっとした不注意で足をすべらせ、海中に転落することがあります。また、突然の大波に足元をすくわれて海中に転落することもあります。
このほか、釣りのために沖合の岩礁や防波堤などに渡ったのち、潮が満ちたのに気付かなかったり、天候が変わって海が荒れたりしたために岸に戻れなくなることがあります。このような状況にならないよう、事前に潮位表や天気予報などをよく確認しておくことが大事です。

事故を防いで安全に海釣りを楽しむために、特に次のような点にご注意ください。

【最低限必要な装備】
(1)ライフジャケット
体格にあった物を選び、ベルトやファスナーは確実に締めて、適切に着用しましょう。

(2)防水パック入り携帯電話
緊急時の連絡体制を確保するために使用します。緊急通報用電話番号の118番(海上保安庁)、110番(警察)、119番(消防)に救助を求めましょう。

(3)釣り場に応じた履物
釣り場は水辺なので滑りやすくなっています。釣り場の環境に合わせた、脱げにくく、滑り止め効果の高い適切な履物を選びましょう。

【4つのポイント】
(1)無理をしない
釣りに行く際は、事前に釣り場所の天気予報を確認しましょう。また、自分の体調も考慮し、決して無理はしないようにしましょう。

(2)単独行動をしない
2人以上で行動していれば、万が一海に落ちてしまっても、救助される可能性が高くなります。

(3)釣行計画を第三者に伝えておく
釣りをする場所・帰宅予定時刻を家族や釣り仲間など、第三者に予め伝え、定期的な連絡を励行しましょう。

(4)立入禁止区域に入らない
立入禁止区域が設定されている場所には絶対に入らないようにしましょう。

4.サーフィンを安全に楽しむには

自分の技能・体力と天候・海の状況に応じた活動を

サーフィンに関連した平成30年(2018年)の事故者は69人で、マリンレジャー事故(海浜事故)全体の8%を占めています。サーフィンに関連する事故の内容をみると、最も多いのが「負傷」で、サーフィン関連事故者の42%を占め、次いで「帰還不能」が41%となっており、この2つでサーフィン関連事故者の83%を占めています。

「負傷」は、自分のサーフボードや他のサーファーに衝突して負傷するケースが多くみられます。また「帰還不能」は、サーフィンに適した乗りやすい波を求めて沖に出過ぎたり、海面に浮かんで波を待つうちに流されたりして岸に戻れなくなったりすることによるものです。これらは自分の技量をよく知り、周囲の他のサーファーや遊泳者などに注意を払うことで、避けることが可能な場合が多いです。もちろん、天候に合わせて慎重に行動することは、いうまでもありません。

事故を防いで安全にサーフィンを楽しむために、特に次のような点にご注意ください。

(1)海に出るときは、必ず天気予報等で気象・海象情報を入手する
警報等が発令されている時や悪天候が予想される時は迷わず中止しましょう!

(2)自分の技量や体力に応じて活動する
事前に十分なウォーミングアップを行い、自分の技量や体力に応じて活動しましょう。

(3)単独でのサーフィンは絶対に避ける
グループで行動し、お互いに安全を確認しあいましょう。また、家族や知り合いに、行き先などを伝えてから出かけましょう。

(4)ウエットスーツを着用する
浮力と体温の維持につながります。

(5)ルールを守り、周囲の状況に注意する
他のサーファーの動きなど常に周囲の状況に注意し、遊泳者との接触事故に気をつけましょう。

(6)サーフィン前にアルコール類は摂らない
アルコール類の摂取は、わずかな量でも判断や運動機能に影響する可能性があります。

コラム2

モーターボートや水上オートバイの事故を防ぐポイント
~発航前の点検と、航行中の見張りを確実に

マリンレジャーには、遊泳や海釣り、サーフィンなど海岸付近で行う「海浜型」のほかに、モーターボートや水上オートバイなど、海岸付近から沖合まで広い範囲で行うものもあります。これらモーターボートや水上オートバイなどを「プレジャーボート」といい、平成30年(2018年)に事故に遭った数は981隻に上ります。
事故の内容をみると、「機関故障」、「無人漂流」、「推進器障害」などの「運航不能」が581隻と最も多く、プレジャーボートに関する事故の59%を占めています。このうち、機関故障や燃料欠乏などが原因で起きた事故は255隻で運航不能全体の約4割を占めており、これらの多くは、発航前に十分な点検を行うことで防止できる事故と考えられます。
以降、「衝突」(115隻/12%)、「乗揚」(89隻/9%)、「転覆」(85隻/9%)等の事故が続きます。なお、「衝突」は、他の種類と比べて死傷者が多く発生していますので、見張りの徹底をお願いします。

安全にモーターボートや水上オートバイなどを楽しむために、特に次のような点にご注意ください。

(1)発航前には必ず船体・機関を点検
発航前に、エンジンのオイルや冷却水、燃料、バッテリーの確認など、点検を確実に実施しましょう。また、操縦免許証や、海難を周囲へ知らせる小型船舶用信号紅炎、海図などの法定備品を積み込んでいるか確認しましょう。

(2)気象・海象情報を確認
発航前に最新の気象・海象情報を確認し、天候悪化が予想される場合は迷わず出航の中止を。航行中も気象変化に注意しましょう。

(3)全員がライフジャケットを必ず着用する
万一、船から海中に転落した場合、ライフジャケットの着用が生死を分ける大きな要因になります。乗船時は、ライフジャケットを必ず着用しましょう。

(4)航行中は確実に見張りを行う
周囲を行き交う船舶に注意し、早めに危険を察知して、他の船舶を回避しましょう。

(5)海上交通ルールやマナーを守る
船舶を航行する際には、事故を防ぐための基本的なルールを守りましょう。例えば、酒酔い等操縦や遊泳区域への進入は絶対にしないなど、海上の安全を確保するためのルールやマナーを守りましょう。

(6)携帯電話などの連絡手段を確保
万一のときの緊急連絡手段を確保するため、携帯電話を防水パックに入れて携行しましょう。救助が必要なときは、海上保安庁の緊急通報用電話番号「118番」に連絡してください。

海上保安庁「海の安全情報」(下記参照)では、全国各地の風向や風速、波高などの局地的な気象・海象の現況、海上工事の状況などの情報を提供しています。携帯電話やスマートフォンでもご覧になれますので、出発前や海上での情報収集にぜひご活用ください。

<取材協力:海上保安庁 文責:政府広報オンライン>

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