日ごろの備えから災害時まで 防災情報の総合窓口「防災ポータル」

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スマートフォンで「地震・津波被害」「風水害」「火山災害」「雪害」など防災ポータルの様々な情報を見ている人々。

自然災害に備えるには情報が大切。そこで様々な防災関連のウェブサイトを「お気に入り」にしていくと、地震や津波、大雨や台風、竜巻・突風や火山噴火……、いくつも登録すればいいの?そんなかたには「防災ポータル」があります。「防災ポータル」を入口にすれば、様々な自然災害や、事前事後に役立つ様々なウェブサイトやアプリに簡単にアクセスできます。

1「防災ポータル」とは?

防災ポータル」は、平成29年(2017年)8月に国土交通省が開設したもので、国土交通省や各関係機関、地方自治体など様々な防災・災害情報を一元化し、「日頃から知ってほしい情報」と「災害時、見てほしい情報」に整理したポータルサイトです。スマートフォンでも見やすい画面で、英語や韓国語、中国語など多言語対応のあるサイトはそれについても分かりやすく表示しています。

「防災ポータル」は、起こり得る自然災害から、一人でも多く守ることや 多くのかたが平時から容易に防災情報等を入手できるよう開設され、まとめられた サイトの多くは、日本の広い範囲をカバーしています。
例えば国土交通省の「ハザードマップポータルサイト」や「防災情報提供センター」などは、全国が対象です。また、国土交通省「鉄道各社の状況」では、JRと全国の主要私鉄の情報、「災害時における通行可否の情報(通れるマップ)」では、全国の主な道路の情報を得ることができます。

首都圏にお住まいや勤め先があるかたはもちろん、首都圏以外のかたもぜひ、スマートフォンやPCなどのブラウザの「お気に入り」に、「防災ポータル」を加えておきましょう。

防災ポータル PC版トップページ

防災ポータルのトップページ画像。「日頃から知ってほしい情報」「災害時、見てほしい情報」「旅のお供!お役立ち情報」などが掲載されている。

2日ごろの備えに役立つ情報は?

「日頃から知ってほしい情報」では、災害が発生する前に知っておきたい防災知識や平時からの防災対策に役立つ情報を次のような四つの分野に分けてまとめています(令和6年(2024年)3月時点)。

(1)被害想定
もし災害が発生した場合にどのような被害が想定されているかを前もって知るためのサイトを紹介しています。例えば「国土交通省ハザードマップポータルサイト」では、全国のハザードマップや災害リスクを検索、閲覧できます。また、東京都の「地域危険度マップ」では、東京23区の地域ごとに、建物倒壊・火災危険度・災害時活動困難度を考慮した総合的な危険度を知ることができます。

スマートフォンでハザードマップの情報を確認している女性。

(2)身の守り方
災害の種類によって身を守る方法は異なります。災害別に対処方法を紹介したサイトやアプリで防災の知識を身に付けておきましょう。
例えば、気象庁の「災害から身を守ろう 今、あなたに知ってほしいコンテンツをそろえました」(日本語)では、様々な防災に関する動画を見ることができます。また、東京都の「防災ブック「東京防災」」、東京都国際交流委員会の「外国人のための生活ガイド(災害)」では、日本語のほかに英語・韓国語・中国語(簡)のコンテンツもあります。

地震時、テーブルの下にもぐって身の安全を確保する女性。

(3)路線情報
外出中に災害が発生したときには、交通機関がストップしてしまうこともあります。その場合は、利用する交通機関の状況を確認したうえで、どう行動するかを判断する必要が生じます。ここでは主要なJR、私鉄、地下鉄、バスのサイトを紹介しています。

(4)私たちの取組
国や地方自治体は、災害を防ぐためにどのような対策を行っているか、災害が発生したときにはどのように対応するのかなど、行政の取組を調べることができるサイトを紹介しています。

3災害が起きたときに役立つ情報は?

もしも災害が発生したときには、どのような情報が必要になるでしょうか。

「災害時、見てほしい情報」には、災害の状況や気象状況、交通・物流状況、逃げるために必要な情報、安否確認など、災害時に役立つサイトを分野ごとに案内しています(令和6年(2024年)3月時点)。

(1)被害状況
国土交通省の土砂災害情報や災害・防災情報、気象庁の防災気象情報や地震情報、内閣府や総務省、消防庁などの災害情報、首相官邸の災害・危機管理情報Xなどで、災害による被害の状況を知ることができます。なお、気象庁の「防災情報」サイトでは日本語・英語の二つの言語に対応しています。

(2)気象状況
気象庁による気象情報のほか、国土交通省・東京都による雨量や放射線測定結果などを調べることができます。

(3)逃げるための情報
例えば、「東京都防災マップ」とそのモバイル版にアクセスできるので、東京都内の避難所など防災施設を検索できます。どちらも日本語のほか英語・韓国語・中国語(簡)の三つの言語に対応しています。

(4)交通・物流状況
通行可能な道路情報や交通規制などの道路交通情報をはじめ、鉄道・航空各社の情報を調べるためのサイトにアクセスできます。九都県市首脳会議の「防災首都圏ネット 交通機関等運行情報」(日本語・英語・韓国語・中国語(簡・繁))、国土交通省の「災害時における通行可否の情報(通れるマップ)」(日本語)と「鉄道各社の状況」(日本語)など、公共交通や道路などの状況を知ることができます。

(5)被災者支援情報
避難所や被災地での生活に関する情報や、被災者・被災事業者に対する生活再建・復興支援に関する情報など、被災後の生活に関する情報にアクセスできます。厚生労働省の「災害情報」(日本語)や中小企業庁の「経営サポート「経営安定支援」」(日本語)などがあります。

(6)安否情報
災害用伝言サービスや安否情報検索サービスから、家族や知人の安否情報を調べることができます。総務省の「災害用伝言サービスに関するお知らせ」(日本語)、外務省の「在日外国公館リスト」(日本語・英語)などが紹介されています。

大地震が発生したときの街中のイメージ。ビルの窓ガラスが割れ、頭を守って逃げようとする人々。災害発生後の街中で、防災ポータルで情報を確認し、避難する会社員。

もしもに備え、すぐに防災・災害情報にアクセスできるよう、スマートフォンやPCなどのブラウザの「お気に入り」に「防災ポータル」を登録しておきましょう。
また、身近に外国人の知人や旅行者がいたら、「防災ポータル」をご案内ください。

(取材協力 国土交通省 文責 政府広報オンライン)

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