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令和元年(2019年)5月21日

ヘアカラーによる「かぶれ」に要注意!
アレルギーが突然発症することも。

「ヘアカラー」「ヘアマニキュア」「ヘアブリーチ」「ヘアマスカラ」…。髪を染めると一言で言っても、その種類や方法は様々です。皆さんは、ヘアサロンや自宅で髪を染めるとき、どのような種類のヘアカラーリング剤を使っていますか。中でも、ヘアカラー、ヘアダイ、おしゃれ染め、白髪染め等と呼ばれる永久染毛剤は、世界的にも広く使用されていますが、突然アレルギーを引き起こす原因になりますので注意が必要です。

1.ヘアカラー(永久染毛剤)によるアレルギーって?

主な症状は発疹などのかぶれ。重症になるとアナフィラキシーを起こすことも。

髪を染めた後に、頭皮や顔などが「かぶれ」たことはありませんか?かぶれとは、かゆみや赤み、はれやブツブツなどの肌の異常のことで、それらの症状の多くは、ヘアカラー(永久染毛剤)の有効成分である「酸化染料」に対するアレルギー反応です。
これまでに何度もヘアカラーを使用して問題なかった方でも、ある日突然、アレルギー反応が起き、かぶれてしまうことがあります。頭皮や髪の生え際、まぶた、額、耳の後ろ、首すじなど、ヘアカラーや洗髪時のすすぎ液が付いたところに、その症状が現れます。
かぶれと気が付かずに、または症状が軽かったり治まったからといって、その後も繰り返し使用していると、症状はさらに悪化します。皮膚の症状だけでなく、息切れや咳、動悸、めまい、血圧低下などのアナフィラキシー(短時間で生じる激しいアレルギー反応)を引き起こすこともあります。

ヘアカラーアレルギーによる主な症状

顔が赤く腫れ、発疹ができる

首筋に発疹が広がる

頭皮から液がにじみ出る

一度でも、かぶれやかゆみを経験したことがある方は、絶対にヘアカラーを使用しないでください。美容院で使われるヘアカラーも含め、一切ヘアカラーは使用できません。ヘアマニキュアなどアレルギーを引き起こしにくい別の方法を選びましょう。

また、過去にヘアカラーによるかぶれの症状がなくても、体質やその日の体調、肌の状態などによって、ヘアカラーでかぶれを起こすことがあります。次のような方は、ヘアカラーを使わないようにしてください。

ヘアカラー(永久染毛剤)を使用してはいけない方

  • 今までにヘアカラーでかぶれたことのある方
  • 染毛中または直後に、じんま疹(かゆみ、発疹、発赤)あるいは気分不良(息苦しさ、めまい等)を経験したことのある方
  • 皮膚アレルギー試験(パッチテスト)で皮膚に異常を感じた方
  • 頭皮あるいは皮膚が過敏な状態になっている方(病中、病後の回復期、生理時、妊娠中等)
  • 頭、顔、首筋に、はれもの、傷、皮膚病がある方
  • 腎臓病、血液疾患等の既往症がある方
  • 体調不良の症状が持続する方(微熱、倦怠感、動悸、息切れ、紫斑、出血しやすい、月経等の出血が止まりにくい等)

2.ヘアカラー(永久染毛剤)で異常を感じたときは?

使用をやめて、すぐに医療機関を受診しましょう

ヘアカラーによってかゆみ、赤み、痛みなどの異常が生じたら、その製品の使用はやめて、すぐに医療機関を受診しましょう。
ヘアカラーによるアレルギー反応は、髪を染めた後、6時間くらいでかゆみを感じ、その後に、かゆみ・赤み・腫れなどの症状が出始め、次第にその症状がひどくなります。アレルギー反応が現れた場合は、以後、ヘアカラーを使うたびに悪化して全身症状が出るように重症化してしまいます。継続して毛染めをしたい場合は、専門医を受診して使用可能な製品があるかどうかを検査してもらいましょう。自分の体質に合った製品が見つかれば安全に毛染めができます。

また、最近は、子供の髪を染めるケースも見受けられますが、子供のヘアカラーは要注意です。子供の皮膚は未熟なため化学物質の影響を受けやすいと言われています。低年齢のうちからヘアカラーを使うと、酸化染料との接触回数が増え、アレルギーを発症するリスクが高まる場合もあります。

コラム

ヘアカラーリング剤にはどんな種類があるの?

<ヘアカラーリング剤の種類>

(1)永久染毛剤(医薬部外品) =ヘアカラー、ヘアダイ、おしゃれ染め、白髪染め
一度でしっかり染めたい人に向いています。
永久染毛剤は医薬部外品で、染毛成分が髪の内部深くまで浸透して染めるため、色落ちが少なく、色持ちが長期的に持続します。永久染毛剤の中でも、酸化染料を使った「酸化染毛剤」は、毛髪のメラニンを脱色しながら明るい色にも暗い色にも染めることができます。
ただし、染毛力に優れていますが、染毛後は髪が傷みやすくなったり、有効成分の「酸化染料」が体質や肌状態によってはかぶれの原因になったりすることがあります。

(2)半永久染毛料(化粧品) =ヘアマニキュア、カラートリートメント
髪をなるべく傷めず、髪を染めたい方に向いています。
代表的な製品であるヘアマニキュアは、1回の使用で色素が髪の内部まで浸透して染毛します。カラーリンス、カラートリートメントは、リンスやトリートメントとして使用し続けることによって、髪の表層部に徐々に色素が浸透し、髪を染めていきます。アレルギーを引き起こしにくいため、ヘアカラーが使えない人でも使えます。また、繰り返し染めても髪の傷みがあまりありません。
ヘアマニキュアの場合、色持ちは約2~4週間です。ただし、汗や雨などでも色落ちすることがあり、皮膚や爪についてしまうと、すぐにはとれにくいことがあります。

(3)脱色剤・脱染剤(医薬部外品) =ヘアブリーチ
髪を明るい色にしたい人、染毛した髪の色を取りたい人に向いています。
脱色剤・脱染剤は医薬部外品で、前者は毛髪の色素であるメラニンを、後者はヘアカラーで染めた毛髪から染料とメラニンを脱色する作用があります。酸化染料が配合されていないため、かぶれを起こすことはほとんどありませんが、髪の手入れが十分でない場合、髪を傷めるおそれがあります。※ただし、一度ヘアカラーを使用した髪の染料は脱色しにくいため、美容院へご相談されることをおすすめします。

(4)一時染毛料(化粧品) =ヘアマスカラ、ヘアカラースプレー
一時的に髪の色を着色したい人、部分的に手軽に着色したい人に向いています。
ヘアマスカラなどの一時染毛料は、顔料などの着色剤を毛髪の表面に付着させ、髪を一時的に着色するものです。髪の傷みやかぶれはほとんどありません。染毛後は1回のシャンプーで洗い落とすことができます。ただし、汗や雨などでも色落ちし、衣服を汚すことがあります。

種類 永久染毛剤 半永久染毛料 脱色剤・脱染剤 一時染毛料
目的 一度でしっかり染めたい ほんのり染めたい 髪の色を明るくしたい、染毛した髪の色を取りたい 一時的に染めたい、部分的に着色したい
用途 ヘアカラー
ヘアダイ 等
ヘアマニキュア
カラートリートメント 等
ヘアブリーチ ヘアマスカラ
ヘアカラースプレー 等
色持ち ×
発色 ×
髪へのダメージ

いずれのヘアカラーリング剤も安全に使用できるものですが、頭皮や肌の状態、体質などによっては、かぶれなどのトラブルが生じる場合があります。また、トラブルなく使っていた製品でも、突然、その製品に含まれている成分でアレルギー反応を起こすこともあります。
また、ヘアカラーリング剤を眉毛やまつげに使用することはやめましょう。眼に入ると大変危険です。

3.ヘアカラー(永久染毛剤)のアレルギーを防ぐには?

ヘアカラーを使う「48時間前」に、パッチテストを行いましょう

市販のヘアカラーを使って、自分で髪を染めるときは、髪を染める「48時間前(2日前)」にパッチテストをしましょう。
パッチテストは、ヘアカラーでかぶれが生じないかどうかを確認して、安全に髪を染めるために、必ず行うことが必要です。以前、症状が出なかった場合でも、急にアレルギーが起こることがあるため、パッチテストは毎回、必ず行ってください。
パッチテストは次の手順で行います。

■準備するもの
実際に染めようとしているヘアカラーの第1剤と第2剤
綿棒
コットン
第1剤と第2剤を混合する小皿
(製品に付いている場合があります)

■手順
(1)第1剤と第2剤を指定された割合で小皿に取り出す
(2)新しい綿棒で混ぜ合わせ、テスト液をつくる

(3)テスト液を綿棒に取り、腕の内側に10円硬貨大に薄く塗り、自然乾燥させる
※テスト液は衣服につかないように注意する

(4)30分後、テスト液を塗った部位の肌の様子を観察する
※30分ほど経っても乾かない場合は、液のつけ過ぎです。余分な液をコットンやティッシュペーパーでこすらないように軽くふきとってください。

(5)そのまま触れずに48時間放置した後、テスト液を塗った部位を再び観察する
※テスト液を塗ったところは絆創膏などで覆わないでください。

パッチテストでは、テスト液を塗ってから30分後と48時間後の2回、塗った部位の観察を行います。

※日本ヘアカラー工業会のウェブサイトに、パッチテストの手順が動画で分かりやすく紹介されていますので、参考にしてください。
日本ヘアカラー工業会「皮膚アレルギー試験(パッチテスト)の手順 -動画-」

■パッチテストで異常がなかったら
2回目の観察で、テスト液を塗った部位に異常がないことを確認できたら、すぐに染毛します。事前に取扱い説明書をよく読んで、指示に従って正しい方法で行ってください。

■パッチテストで異常があったら
発疹や発赤、かゆみ、水疱、刺激など皮膚の異常を感じた場合には、2回目の観察を行う前であっても、手などでこすらないで、すぐに洗い落とし、ヘアカラーは使用しないでください。

図:自分でカラーリングをするときの流れ

<取材協力:消費者庁 文責:政府広報オンライン>

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