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令和2年(2020年)7月10日

小さなお子さんのいるご家庭へ
定期予防接種は遅らせずに受けましょう

予防接種は、病気に対する免疫をつけたり、免疫を強くしたりするために、感染症の予防のためのワクチンを接種することです。感染症にかかりにくくしたり、感染症のまん延を防いだりする目的で行うものとして、定期予防接種があります。定期予防接種の中には、乳幼児のうちに受けることが重要なものがいくつかあります。子どもの健康のためにも、接種時期を遅らせずに忘れずに予防接種を受けましょう。
※新型コロナウイルスによる外出自粛要請などの影響で、規定の期間内に予防接種を受けられなかった方も、公費での予防接種を受けられる場合があります。お住まいの市区町村にお問い合わせください。

1.定期予防接種って何?

予防接種法に基づいて、接種回数や接種時期を定め、市区町村が実施する予防接種です

予防接種とは、感染症の原因となるウイルスや細菌などの病原性をなくしたり弱めたりした「ワクチン」を接種することで、その病気に対する抵抗力(免疫)を獲得して予防するための手段です。抵抗力を身につければ、一般にその病気にかかりにくくなり、また、病気にかかってしまっても重症となることを防ぐことができます。

また、予防接種を受けることで、自分が病気にかかることを防ぐだけでなく、周囲の人への感染を防ぎ、その病気が流行することを防ぐことにもつながる場合があります。
すべての感染症に対してワクチンがあるわけではありませんが、風しん、結核、ジフテリア、破傷風、日本脳炎などさまざまな病気のワクチンが開発され、それらの接種によって、特定の病気を予防できるようになっています。

定期予防接種は、予防接種法に基づいて、病気ごとに接種の対象となる年齢などの条件が定められて、市区町村が実施することとされています(※)。一般に、対象者にお住まいの市区町村などから連絡がありますが、自分や家族が、どの病気の定期予防接種の対象に含まれるかなど、お住まいの市区町村や厚生労働省のサイトなどで確認しましょう。

また、費用の助成があり、無料または実費より低い負担で接種を受けることができます。
定期予防接種の対象の病気でも、年齢を過ぎるなどして対象から外れる場合は定期予防接種とはみなされず、その予防接種を受けたい場合は、任意予防接種として実費を負担して受けることになります。ただし、定期予防接種の対象期間に長期にわたり療養を必要とする疾病にかかるなど、特別な事情により予防接種を受けることができなかった場合には、特例措置として対象の期間を過ぎた後でも定期予防接種の対象者となることがあります。また病気やワクチンによっては、任意予防接種であっても助成を行う自治体もあります。
定期予防接種の対象となる病気や年齢の概要は、下表のようになります。

※予防接種法に基づいて実施されている定期予防接種の対象となる疾病は、感染症の流行を抑え、重症化を予防することを主な目的としたA類疾病と、接種を受ける方の個人の予防を主な目的としたB類疾病があります。そのほかに、予防接種を希望する個人の方が受ける「任意予防接種」などがあります。

  定期予防接種の対象となる病気 主な対象者(※1)
A


ジフテリア百日せきポリオ破傷風 第1期:生後3月から生後90月に至るまで
第2期:11歳以上13歳未満
(第2期はジフテリア・破傷風のみ)
麻しん・風しん 第1期:生後12月から生後24月に至るまで
第2期:5歳以上7歳未満のうち、就学前1年
日本脳炎 第1期:生後6月から生後90月に至るまで
第2期:9歳以上13歳未満
結核 生後1歳に至るまで
Hib感染症 生後2月から生後60月に至るまで
肺炎球菌感染症(小児) 生後2月から生後60月に至るまで
ヒトパピローマウイルス感染症 小学6年~高校1年生相当の女子
水ぼうそう(水痘) 生後12月から生後36月に至るまで
B型肝炎(※2) 生後1歳に至るまで
B


インフルエンザ (1)65歳以上の者
(2)60歳から65歳未満の慢性高度心・腎・呼吸器機能不全者等
肺炎球菌感染症(高齢者) (1)65歳の者
(2)60歳から65歳未満の慢性高度心・腎・呼吸器機能不全者等

※1 ワクチンによって、定められた期間の間隔をおいて複数回接種するものもあります。
※2 B型肝炎は平成28年10月から定期予防接種の対象となる病気に追加されました。

また、主な対象者以外にも、定期接種の対象となる場合がありますので、詳しくは厚生労働省ウェブサイト「予防接種情報」や最寄りの自治体の予防接種関連のウェブサイトなどでご確認ください。

2.定期予防接種は、いつ受ければいいの?

0歳から接種を始めるワクチンもあります。定められた接種期間内に受けましょう

定期予防接種は、病気ごとに定められた接種期間がありますので、適切な期間内に忘れないように接種することが大切です。0歳から接種を始めるワクチンも複数あります。赤ちゃんは生まれてしばらくのうちは母親からもらった免疫で守られていますが、その免疫は次第に減っていくため、感染症にかかりやすくなります。赤ちゃんの予防接種を遅らせると、免疫がつくのが遅れ、重い感染症になる危険性が高まります。
小さなお子さんがいるご家庭では、お子さんの予防接種の時期を確認し、時期を逃さず、予防接種を受けさせるようにしてください。

[0歳から接種を始めるワクチン]
・B型肝炎
・Hib感染症
・肺炎球菌感染症
・四種混合(百日せき、ポリオ、ジフテリア、破傷風)
・結核(BCG)
・日本脳炎

[1歳以降に接種するワクチン]
・麻しん・風しん混合
・水ぼうそう

お子さんの予防接種の時期については、お住まいの市区町村にお問い合わせください。また、下記のウェブサイトでも確認することができます。
予防接種スケジュール(国立感染症研究所)
日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュール

◎新型コロナウイルス対策中の予防接種は、待ったほうがいい?
新型コロナウイルスによる外出自粛要請などの影響で、規定の期間内に予防接種を受けられなかった方も、お子さんの健康が気になるときだからこそ、予防接種は、遅らせずに、早めに受けるようにしてください。既定の期間を過ぎていても、公費接種を受けられる場合があります。詳しくはお住まいの市区町村にお問い合わせください。

3.予防接種を受ける際の注意点

予防接種は体調のよいときに受けましょう

予防接種を受ける本人やそのご家族は、次のような点に注意しましょう。

予防接種を受ける前の注意点

予防接種は体調のよいときに受けましょう。また、日頃から、体質や体調など健康状態によく気を配り、何か気にかかることがあれば、あらかじめかかりつけの医師や保健所、市区町村担当課に相談してください。

次のような場合は予防接種を受けられません。

※ 急激なアレルギー反応として現れるじんましんや呼吸困難などの症状が、複数現れる状態

また、以下に当てはまる人についての予防接種は、かかりつけ医に相談したうえで、受けるかどうかを判断してください。

4.予防接種を受けた後の注意点

万一、重い副反応が出たときはすぐに医師に相談を

予防接種を受けた当日は、次のことに気をつけましょう。

もしも、副反応が起こったときは?

健康な子供や大人では、ワクチンを接種してもほとんど体の変化は見られませんが、人によっては、接種した箇所が赤くなったり、腫れたりするなどの変化が現れることがあります。ワクチン接種によって体に現れる変化や症状を副反応といいます。
発熱や接種箇所の赤みや腫れ、しこり、発疹などで軽い症状であれば、数日で自然に消えますので、あまり心配はいりません。かいたり触ったりしないようにしてください。

ただし、ひどい腫れや高熱、ひきつけなどの重い症状が現れた場合は、すぐに医師の診察を受けてください。
また、まれに、アナフィキラシーや血小板減少性紫斑病(※)などの重い副反応が生じることがあると言われています。予防接種を受けた後に、気になる症状や体調の変化が現れたときには、すぐに医師に相談してください。
※:血小板の数が少なくなることで出血しやすくなり、皮膚の下で出血して青あざができたり、歯ぐきから出血したりする症状

一般の感染症や予防接種についての相談は

・厚生労働省「感染症・予防接種相談窓口」
電話番号:03-5276-9337
受付時間:午前9時~午後5時(土日祝日、年末年始を除く)
予防接種、インフルエンザ、性感染症、その他感染症全般について相談に応じています。
※本相談窓口は、厚生労働省が業務委託している外部の民間会社により運営されています。

<取材協力:厚生労働省 文責:政府広報オンライン>

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