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平成30年4月25日

「緊急地震速報」と「津波警報」
いざそのとき、身を守るために!

いつ、どこで起こるか分からない地震や津波。その発生をできるだけ早く伝え、身を守る行動がとれるように、気象庁では、地震による強い揺れが来るときには「緊急地震速報」を、津波による災害の発生が予想されるときには「津波警報」を発表しています。これらの情報を見聞きしたときは、素早い判断で身を守る行動をとることが大事です。

1.「緊急地震速報」とは?

地震による強い揺れに備えて、身を守るための警報です

地震は突然襲ってきます。
ですが、大きな地震が起きたと知ってから実際に激しく揺れ始めるまでに、せめて十秒の時間があれば、頭を守るなどとっさの対応をとることで、大地震の被害をいくらかでも減らすことができるでしょう。
緊急地震速報は、大きな地震が発生したときに、地震の発生直後に地震計でとらえた観測データを素早く解析して、震源や地震の規模(マグニチュード)、予想される揺れの強さ(震度)を自動計算し、強い揺れがくることを事前に知らせる警報です。また、観測点に強い揺れが到達し、周辺地域にも強い揺れが来ることが予想される場合は、その旨あわせてお知らせします。

(資料:気象庁)

緊急地震速報は、最大震度5弱以上の揺れが予想されるときに、震度4以上の揺れが予想される地域に対して発表されます。
緊急地震速報は、気象庁の発表を受けて直ちに各自治体に設置してある防災行政無線や、テレビ・ラジオのほか、携帯電話(スマートフォンを含む)の「緊急速報メール」などで伝えられます。
携帯電話やスマートフォンで「緊急地震速報」を受信するには、使用している端末によって受信設定が必要な場合があります。万一に備え、ご契約の携帯電話会社のホームページで設定方法を確認し、緊急地震速報を受信できるようにしておきましょう(お使いの機種によっては、緊急地震速報を受信できない場合があります)。
また、いざ緊急地震速報の報知音が鳴ったときに、それが緊急地震速報かどうか分からなくては素早く対応できません。気象庁のサイト「緊急地震速報を見聞きしたときは」では、報知音を紹介しておりますので、あらかじめどのような報知音か確認しておくことをお奨めします。

緊急地震速報の受信方法

このほか、専用受信端末などがあり、気象庁が発表する警報や予報のほか、独自に個別地点の震度などを予想して知らせます。

緊急地震速報が発表されてから、実際に強い揺れが来るまでの時間は、長くても十数秒から数十秒と極めて短い時間です。震源の近くでは、強い揺れが早く来るため、緊急地震速報の発表が間に合わないことがあります。また、震度などの予測に誤差が生じることもあります。このような限界を理解しながら、緊急地震速報を適切に活用してください。
なお、緊急地震速報の仕組みと限界については、文末の囲み記事「緊急地震速報の仕組み」をご覧ください。
緊急地震速報を見聞きしたときに、身を守るための具体的な行動については、次の章でご紹介します。

2.緊急地震速報を見聞きしたときにとるべき行動は?

大きな声で周りに知らせ、あわてずに身の安全を確保しましょう

緊急地震速報が発表されてから地震の強い揺れが来るまでは、長くても十数秒から数十秒しかありません。その短い間に何ができるでしょうか。
緊急地震速報を見たり聞いたりした際には、周りの人に声をかけながら、「周囲の状況に応じて、速やかにあわてずに、まず身の安全を確保する」ことが重要です。
地震が発生したときの適切な行動は、そのとき、その場所に応じて異なります。日頃から、いろいろな場所で地震が起こったときのことをイメージし、「今、ここで、緊急地震速報を聞いたらどう行動すべきか」を状況に応じて考える習慣をつけましょう。
ご参考までに、緊急地震速報を見聞きしたときにどのように行動すればよいか、下記に例を挙げます。

◆家庭で屋内にいるとき

  • 家具の移動や落下物から身を守るため、頭を保護しながら大きな家具から離れ、丈夫な机の下などに隠れる
  • あわてて外に飛び出さない
  • 料理や暖房などで火を使っている場合、その場で火を消せるときは火の始末、火元から離れているときは無理に火を消しに行かない
  • 扉を開けて避難路を確保する

◆人が大勢いる施設(大規模店舗などの集客施設)にいるとき

  • あわてずに施設の係員や従業員などの指示に従う
  • 従業員などから指示がない場合は、その場で頭を保護し、揺れに備えて安全な姿勢をとる
  • 吊り下がっている照明などの下から退避する
  • あわてて出口や階段に殺到しない

◆エレベーターに乗っているとき

  • 最寄りの階で停止させて、すぐに降りる

◆屋外にいるとき

  • ブロック塀の倒壊や自動販売機の転倒などに注意し、これらのそばから離れる
  • ビルの壁、看板や割れた窓ガラスなどの落下に注意して、建物から離れる

◆山やがけ付近にいるとき

  • 落石やがけ崩れに注意し、できるだけその場から離れる

◆鉄道・バスに乗っているとき

  • つり革や手すりにしっかりつかまる

◆自動車運転中

  • 後続の運転手が緊急地震速報を聞いているとは限らないため、自動車運転中は、あわてて急ハンドルや急ブレーキをかけず緩やかに速度を落とす
  • ハザードランプを点灯して周りの車に注意を促し、道路の左側に停止する

(イラスト:気象庁)

緊急地震速報を見聞きしても、そこであわててしまうと適切な対応ができません。緊急地震速報を活用して、いつ、どこにいても落ち着いて身を守る行動をとれるようにするためには、実際に体を動かす訓練をしておくことも重要です。
自治体や行政機関などが、訓練用の緊急地震速報を放送して訓練を行うことがありますので、こうした機会に積極的に参加して、身を守る行動の訓練をしておきましょう。
訓練の方法や教材などについては、気象庁のサイト「緊急地震速報を活用した訓練について」で紹介されていますので、ぜひご覧ください。

3.「津波警報」とは?

大津波警報、津波警報、津波注意報の3つの区分で避難を呼びかけ

海に囲まれた日本では、地震に引き続いて津波が発生し、大きな被害がもたらされることがしばしばあります。
気象庁では、地震の発生に伴って津波による災害の発生が予想される場合、津波の高さに応じて「大津波警報」「津波警報」「津波注意報」を発表しています。
気象庁では、地震発生後およそ3分間で、地震の規模や位置を推定し、全国を66区域に分けた津波予報区に対して、津波警報・注意報の第1報を発表します。

マグニチュード8を超えるような巨大地震の場合は、地震の規模を正確に把握するまでに時間がかかるため、第1報では予想される津波の高さを、大津波警報のときは「巨大」、津波警報のときは「高い」という簡潔な言葉で発表します。

高さを「巨大」や「高い」で発表した場合でも、その後正確な地震の規模が分かった時点(地震発生からおよそ15分ほど)で、予想される津波の高さを5段階の数値であらためて発表します。
「巨大な津波」または「高い津波」という表現で、大津波警報や津波警報が発表された場合は、東日本大震災のような巨大津波が襲って来る可能性がある非常事態です。とにかく直ちに逃げる判断こそが命を守ります。
津波警報は、気象庁の発表を受けて直ちに各自治体に設置してある防災行政無線や、テレビ・ラジオのほか、携帯電話やスマートフォンの「緊急速報メール」などで伝えられます。携帯電話・スマホで緊急速報メールを受信するには、あらかじめ受信の設定が必要な場合がありますので確認しておきましょう(お使いの機種によっては受信できない場合があります)

4.津波から身を守るための行動は?

強い揺れや弱くても長い揺れを感じたら、すぐに高台に避難

津波から身を守るためには、津波警報が発表されたら、すぐに避難を始めることが重要です。
津波が伝わるスピードは、水深が深いほど速く、水深が5000mの沖合では時速800キロメートルとジェット機並みの速さになります。陸地に近づき水深が浅くなるにつれてスピードが遅くなりますが、それでも時速36キロメートルとオリンピックの短距離選手並みの速さですので、とても走って逃げ切れるものではありません。津波が来るのを見てから避難を始めるのでは、間に合わないのです。
津波は、川など低いところを目指して押し寄せる、V字型の湾の奥などでは高くなりやすいなど、地形による特徴があることも知っておきましょう。"より遠く"ではなく、"より高い"ところを目指して逃げることが大切です。
大津波警報・津波警報を見聞きした場合には、直ちにより高い安全な場所を目指して避難してください。
津波は、台風による大波や高潮よりもはるかに大量の海水がかたまりとなって押し寄せてきますので、高さが低い場合でも被害を及ぼす可能性があります。津波注意報を見聞きした場合には、直ちに海から上がって海岸から離れてください。
また、震源が陸地に近い場合、津波警報が津波の襲来に間に合わないことがあります。沿岸部や川沿いの地域で、地震の揺れを感じたら、津波警報が発表されていなくても、すぐに避難を始めましょう。
津波は繰り返し何度も襲って来ることがあります。津波警報・注意報が解除されるまで、決して油断せず、安全な場所に避難して、海には近づかないでください。

津波警報・注意報の分類と、とるべき行動

(クリックすると拡大します)

(資料:気象庁)

◆もしものために「津波標識」の確認を!

津波の危険がある場所には、津波が来襲する危険があることを示す「津波注意」のほか、津波避難場所や津波避難ビル(※)を示す津波標識が設置されています。万一に備え、海の近くにいるときには必ず確認しておきましょう。
また、最寄りの津波避難場所や津波避難ビル、高台などへの経路を確認しておきましょう。

※津波避難ビル:海辺など津波の危険がある地域では、堅牢で高い建物を津波が発生したときの一時避難場所として指定していることがあります。また、特にそのための建築物を設ける例もあります。

津波標識

5.日頃の備えで大事なことは?

いざというときに身を守るために、耐震対策と防災訓練を

「緊急地震速報」や「津波警報・注意報」は、災害が発生したときに、すぐに身の安全を確保するための行動をとるためのものですが、あらかじめ災害による被害を減らし、身を守るために対策しておくべきこともたくさんあります。
そのポイントを紹介しましょう。

◆家の中の安全対策をする

地震による被害を最小限にとどめるためには、まず一人一人が地震に備えることが大切です。強い揺れがあったときには、家具やテレビなどが転倒したり、棚などから物が落下したり、窓ガラスや食器棚のガラスなどが割れたりして、大変危険です。家具を固定して倒れないようにする、ガラスには飛散防止フィルムを貼るなど、日頃から家の中の安全対策を徹底しましょう。

家具の転倒防止について詳しくはこちら

◆避難場所や避難経路の確認

いざというときに、身の安全を守る行動をとったり、安全な場所に避難したりするためには、普段からの準備が必要です。ほとんどの自治体では、避難場所や避難経路などの情報を掲載したハザードマップを提供していますので、お住まいの地域や勤め先のある自治体のホームページなどでご確認ください。そしてハザードマップや地図などを見て、避難場所や避難経路、危険箇所などを確認し、実際に歩いてみて、いざというときスムーズに避難できるようにしておきましょう。

◆非常備蓄品や持ち出し品などの確認

大災害により電気や水道などのライフラインが止まっても、ある程度は自力で生活できるよう、飲料水や非常食などを備蓄しておくことが大事です。また、自宅が被災して避難所で過ごさなければならない場合がありますので、避難所生活に必要なものをリュックサックなどに詰めておき、いつでもすぐに持ち出せるよう備えておきましょう。

家具の転倒防止対策、非常備蓄品や持ち出し品などについて、詳しくはこちら

◆家族の連絡方法などを確認しておく

家族が別々の場所にいるときに地震や津波が発生した場合に備え、家庭でも、日頃から身を守るための行動や方法を確認し、家族で安全な場所の確認、そして待ち合わせ場所や非常時の連絡方法などについて話し合っておきましょう。
大きな災害が起きると被災地に電話などが殺到して通信回線がつながりにくくなります。それを避けるため、通信各社は固定電話・携帯電話・インターネットによって「災害用伝言サービス」を提供していますので、あらかじめ利用方法を確認しておきましょう。

災害用伝言サービスについて詳しくはこちら

◆防災訓練に参加する

災害が発生したとき、あわてずに身を守るためには、その場その時に合わせてどのような行動を取るべきかをあらかじめ考え、行動している自分を想像することが重要です。また、そうしたイメージトレーニングをもとに、実際に自分の体を動かして、経験しておくことも必要です。地域や学校、職場などで実施される防災訓練は、そうした実戦力を身につけるための絶好の機会です。積極的に参加しましょう。

コラム

緊急地震速報の仕組み

地震が発生すると、震源からは揺れが波(地震波)となって地面や地中を伝わっていきます。地震波は主に2種類の波があり、速いスピードで伝わる波をP波、伝わるスピードは遅いが揺れは強い波をS波といいます。
緊急地震速報は、P波とS波の伝わる速度の差を利用して、震源に近いところにある地震計がP波を検知すると、震源の位置や地震の規模、震度等を瞬時に計算・予想し、S波が伝わってくる前に強い揺れが来ることをお知らせするものです。また、観測点に揺れが到達し、周辺地域に強い揺れが来ることが予想される場合は、その旨あわせてお知らせします。
素早く緊急地震速報を提供するために、地震の観測から震度等の予想・発表までをすべて自動で処理しています。
気象庁では、地震波が2か所以上の観測点で観測され、最大震度が5弱以上と予想される場合に、緊急地震速報を発表します。
観測点を2か所以上とするのは、地震計近辺への落雷などによる誤報を避けるためです。

(資料:気象庁)

◆緊急地震速報についての注意点

  • 緊急地震速報では、その仕組みのために、次のような限界があることをよくご理解のうえで利用してください。
  • 緊急地震速報は、地震が発生してから、その揺れを検知し、解析して発表する情報ですので、発表してから強い揺れまでの時間はわずかしかありません。
  • 地震データの解析や伝達などに一定の時間(数秒程度)がかかるため、震源に近い地域やいわゆる「直下型地震」などの場合は、緊急地震速報が強い揺れの到達に間に合わないことがあります。
  • 少ない観測点での短時間の観測データから予想するため、予想震度はプラスマイナス1階級程度の誤差を伴います。
  • 地震の規模(マグニチュード)が大きい場合や、地震観測網から遠い場所で発生した地震などでは、誤差が大きくなることがあります。

<取材協力:気象庁 文責:政府広報オンライン>

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