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もし、あなたが裁判員に選ばれたら?
裁判ではどんなことをするか知っていますか?

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令和2年(2020年)11月5日

国民の中から選ばれた裁判員が刑事裁判に参加する「裁判員制度」。平成21年(2009年)にスタートしてから、令和2年8月までに約10万人を超える方が裁判員・補充裁判員を経験しました。まだ裁判員になったことのない方も、近い将来、裁判員に選ばれるかもしれません。裁判員になる人はどのように選ばれるのか、裁判ではどのようなことをするかなど、裁判員制度について紹介します。

裁判員制度とは?
国民の中から選ばれた裁判員が、地方裁判所で行われる刑事裁判に参加する制度です。この制度は、約10年前に始まり、これまでに様々な年代や職業の方々が裁判員として裁判に参加しています。

裁判員は裁判でどんなことをするの?
法廷(公判)に立ち会い、裁判官と一緒に議論し、被告人が有罪か無罪か、有罪の場合はどのような刑にするかを決め、判決の宣告に立ち会います。

裁判員はどうやって選ばれるの?
20歳以上で衆議院議員の選挙権を持つ方であれば、原則、誰でも裁判員に選ばれる可能性があります。

刑事事件・裁判に登場する人たち

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裁判員制度とは?

裁判員制度は、国民の中から選ばれた裁判員が、地方裁判所で行われる刑事裁判に参加する制度です。裁判員は、法廷で証人の証言や証拠を見聞きし、裁判官と同じ権限のもと、被告人が有罪か無罪かを判断し、有罪の場合、刑の内容を決めます。

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裁判員制度とは?

裁判員制度は、国民の中から選ばれた裁判員が、地方裁判所で行われる刑事裁判に参加する制度です。裁判員は、法廷で証人の証言や証拠を見聞きし、裁判官と同じ権限のもと、被告人が有罪か無罪かを判断し、有罪の場合、刑の内容を決めます。

この裁判員制度は、平成21年(2009年)にスタートし、約10万人を超える様々な年代や職業の方々が裁判員として裁判に参加しています。実際に裁判員を経験された方々は、「イメージとは異なり参加しやすい雰囲気だった」「意識していなかった自分の考え方や価値観に気がついた」「裁判とは縁のないものと考えていたが、経験後は(裁判が)身近になった」などと感じておられます。
また、裁判に参加された裁判員へのアンケート結果によれば、参加する前は、「(積極的に)やってみたい」と思っていた人は4割程度でしたが、裁判への参加後には9割以上の人が「(非常に)よい経験と感じた」という回答しています。
裁判員に選ばれると最初は不安を感じるかもしれませんが、日常生活や仕事で培われた経験や感覚、視点が求められている制度です。

※資料:「令和元年度裁判員等経験者に対するアンケート調査報告書」を基に作成

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裁判員は裁判でどんなことをするの?

裁判員制度の対象は、殺人事件や強盗をして人にけがをさせた事件,人が住んでいる家に放火した事件、危険な運転をして人を死亡させた事件などの重大な犯罪の疑いで起訴された刑事事件です。裁判員6人と裁判官3人で、ひとつの事件を担当します。

裁判員が行う職務の内容は、次の3つです。

(1)公判に立ち会う
裁判員に選ばれたら、裁判官と一緒に、刑事裁判の法廷(公判)に出席します。
公判では、検察官や弁護人の話を聞いたり、証拠として提出された物や書類の内容を見聞きしたり、証人や被告人の話を聞いたりします。証拠には、書類の他に凶器、証人や被告人の話など色々な種類があります。それぞれの証拠がどのような事実や争点に関わるのかは、検察官や弁護士が明らかにしますので、証拠を見聞きする際のポイントが分かります。

(2)評議・評決を行う
公判で取り調べた証拠をもとに、被告人が起訴状に書かれた犯罪を行ったか、被告人が有罪か無罪か、有罪だとしたらどんな刑にするべきかを、裁判官と一緒に議論し(評議)、決定します(評決)。議論を尽くしても、全員の意見が一致しない場合、評決は多数決により行われます。なお、裁判員の意見は、裁判官と同じ重みを持ちます。

(3)判決の宣告に立ち会う
評決の内容が決まると、法廷で裁判長が判決を宣告します。宣告が行われると、裁判員としての役割は終了します。多くの裁判が5日から6日程度で終わっています。

裁判員の役割を果たすために、法律の知識は必要ありません。必要な場合には、裁判官が分かりやすく説明します。また、交通費や日当も支払われるなど、裁判員が参加しやすい環境づくりが進められています。
裁判員制度について疑問や分からないことがあるときは、裁判所にお問い合わせいただくか、下記のページをご覧ください。
裁判員制度Q&A

コラム

刑事事件・裁判に登場する人たち

裁判官
検察官や弁護人の主張を聞いたり、証拠を調べたりして、被告人が罪を犯したかどうか、どのような刑にするかを決めます。中央に座るのが裁判を進行する裁判長。

裁判員
裁判官と一緒に裁判に参加します。

裁判所書記官
裁判のやりとりを記録したり、裁判がスムーズに行われるよう、その準備をしたりします。

被告人
罪を犯したとして刑事裁判にかけられた人。

検察官
犯罪の捜査を行い、犯人と思う人を起訴します。法廷では、色々な証拠を示して被告人が犯人であることを証明しようとします。

弁護人(弁護士)
被告人の話を聞いて、被告人のために意見を述べたり、被告人のための立証活動をしたりして、被告人の正当な立場を守ります。

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裁判員はどうやって選ばれるの?

一つの事件に6名の裁判員が選ばれる流れは、次のようになっています。
20歳以上で衆議院議員の選挙権を持つ日本国民であれば、原則、誰でも裁判員に選ばれる可能性があります。70歳以上の方、学生、重い病気の方、子育てや介護でお忙しい方などは辞退することができます。

(1)裁判員候補者名簿を作ります
前年の秋ごろ、地方裁判所ごとに、翌年の裁判員候補者名簿を作成します。この名簿には、くじで無作為に選ばれた人の名前が記載されます。

(2)候補者へ名簿に登録されたことを通知します
前年の11月ごろに名簿の作成が完了します。その後、名簿に記載された人に、その旨の通知(「名簿記載通知」ともいいます)と調査票の送付が行われます。
この通知は、翌年、裁判員に選ばれる可能性があることを事前に伝え、あらかじめ心づもりをしていただくためのもので、通知が届いた段階では、まだ具体的な事件の裁判員候補者に選ばれたわけではありません。
調査票は、自衛官や警察官など裁判員の職務に就くことができない職業かどうか、1年を通じて辞退を希望するかどうかなどをお尋ねするものであり、当てはまる方以外は返送不要です。

(3)事件ごとにくじ引きで候補者が選ばれます
事件ごとに、名簿の中からくじで裁判員候補者が選ばれます。

(4)候補者に質問票と裁判員を選ぶ手続きの期日のお知らせが送られます
裁判員を選ぶ手続が行われる日の6週間前までに、候補者宛てに、質問票と裁判員を選ぶ手続きの期日のお知らせ(法律上は呼出状)が郵送で送られます。このお知らせには、裁判員として参加する裁判の日程が具体的に記載されています。また、質問票で辞退を希望することができます。

(5)裁判員を選ぶ手続きの期日
裁判員を選ぶ手続きの期日の当日に、候補者は、管轄の裁判所へ行き、裁判長から、辞退の希望がないかなどについて質問を受けます。

(6)裁判員6名が選ばれます
最終的に1つの事件につき6名の裁判員が選ばれ、必要に応じ、補充裁判員も選ばれます。裁判員や補充裁判員に選ばれた人は、裁判に参加します。
裁判員や補充裁判員に選ばれなかった人は、ここですべての手続が終了します。

皆さんが安心して裁判員を務められるよう、裁判官や裁判所の職員がサポートしますので、ぜひ、裁判員制度へのご協力をお願いします。
また、裁判所では、裁判官による出張講義も行っています。詳しくはお近くの地方裁判所総務課にお問い合わせください。

<取材協力:最高裁判所 文責:政府広報オンライン>

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