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新たな手口のヤミ金融に注意!
「#個人間融資」「給与ファクタリング」

令和3年(2021年)4月1日

新たな手口のヤミ金融に注意!「#個人間融資」「給与ファクタリング」

新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響で、仕事を失ったり収入が激減したりする人が増えています。こうした中で、生活資金にお困りの方を狙った「#個人間融資」「給与ファクタリング」などといった手法には十分注意が必要です。安易に利用すると、法外な高金利での貸付けやしつこい取り立てなどの被害に遭う危険があります。

コロナ禍で広がるヤミ金融「給与ファクタリング」「#個人間融資」

ここがポイント!

1

「#個人間融資」は何が危険なの?

犯罪被害やトラブルに巻き込まれる危険があります。

「#個人間融資」という言葉を目にしたことはありませんか?

これは、 SNSなどで個人間であることをうたってお金の貸付けを行う際に用いられているものです。
こうしたSNSにおける個人間融資については、たとえ個人が行う場合であっても、貸金業法の規定に抵触する場合がありますので注意が必要です。

まず、繰り返しお金の貸付けを行うことは、貸金業法上の「貸金業」に該当し、貸金業登録が必要となります。また、不特定多数が閲覧できるSNSなどで「お金貸します」などと書き込んで契約の締結を勧めることは、貸金業法の規定に抵触するおそれがあります。このような貸金業の無登録営業や無登録業者による勧誘は、いずれも刑事罰の対象となります。

また、個人間融資は、貸した側が罪に問われるおそれがあるだけでなく、利用した側も、様々な犯罪被害やトラブルに巻き込まれるおそれがあります。

#個人間融資の代表的なトラブル

(1)法外な利息の支払いを求められる

正規の貸金業者がお金を貸すときの上限金利は年2割(元本10万円未満の場合)です。しかし、個人間融資の場合、「10日で3割」といった法外な利息の支払を求められることがあります。1度でも借りてしまうと、高金利のため返済が難しくなります。

(2)保証金をだまし取られる

保証金などの名目で貸付希望額の一部を前払いで振り込んだ結果、だまし取られるケースがあります。

(3)性的な関係を要求される

利息を免除する代わりなどとして性的な関係を要求されるケースがあります。

(4)個人情報をネットでさらされる

お金を借りる条件として担保代わりに差し出した「運転免許証の画像」や「顔や体の写真」について、返済ができなかった場合などにネットでさらされるケースがあります。

#個人間融資の具体的被害事例

【事例1】

SNSの書き込みを見て融資を申し込んだところ一方的に振り込まれ返済を求められた

SNSで「個人で融資します」という書き込みを見て相手に連絡を取り、60万円の融資を申し込んだ。すると、相手から「まず2万円を銀行口座に振り込むので、そのままこちらへ振り込んで返してほしい。そこで審査をする」と言われ、銀行口座などの個人情報を伝えてしまった。しかし、心配になりやめたいと伝えたら、「すでに1万円を振り込んだので、1週間後に3万円を返すように」と言われた。(20歳代男性)

【事例2】

利息を免除する条件として裸の写真を送った

個人間融資のサイトを利用していた知人の紹介で、個人とメールなどでやり取りするようになり、15万円の融資を依頼した。毎月の返済額は1万5,000円がぎりぎりだと相手に伝えたところ、「その額だと利息がついて総額100万円を超す返済額になる」とのことだった。ただし、下着姿や裸の写真を送れば、利息を免除するというので、要望されるままに何点か写真を送った。しかし、融資は受けられず、いくら連絡しても返信がない。(30歳代女性)

(資料:国民生活センター「SNSなどを通じた「個人間融資」で見知らぬ相手から借入れをするのはやめましょう!」

2

「給与ファクタリング」って何?

登録を受けずに給与ファクタリングを営む者はヤミ金融業者です。

給与ファクタリングとは、個人が勤め先に対して有する給与(賃金債権)を、給与支払日前に買い取って金銭を交付し、給与支払日にその個人を通じて資金の回収を行うものです。

給与ファクタリングを営むには貸金業登録が必要であり、無登録で給与ファクタリングを営む者はヤミ金融業者です。

給与ファクタリングでは、年率に換算して数百%にもなる手数料を支払わされたり、大声での恫喝や勤務先への連絡といった悪質な取立ての被害を受けたりするおそれがあります。また、高額な手数料の支払を要求されることで、本来受け取る給与よりも少ない金額しか受け取れなくなるため、生活資金が不足し、生活破綻につながるおそれもあります。

給与ファクタリングの具体的被害事例

【事例1】

失業して給与ファクタリング業者と契約したが家族へ執拗に取り立てられている

失業して借金の返済が滞り生活に困窮したため、インターネットの広告で簡単融資をうたう給与ファクタリング業者へ連絡した。給料債権を譲渡するシステムと説明を受けたが、5万円を申し込んだのに、実際に振り込まれたのは手数料を引かれて3万円であった。次の給料日には5万円を返済しなければならないが、手数料が高額で返済できない。業者に家族の携帯番号を教えてしまったせいで、執拗な取立ての電話が家族全員に来るようになった。(20歳代男性)

【事例2】

子どもの治療費が必要になり、「借金ではない」という給料ファクタリング業者でお金を借りたら勤務先にも取り立てられた

子どもがケガをして急に高額な治療費が必要になり、インターネットで検索して簡単にお金を用立てることができる給料ファクタリング業者に電話をした。7万円を手渡しで受け取り、次の給料日に12万円を銀行振込で返済する予定だった。業者は「給料を債権として買取っているので、金銭貸借ではない。金利ではなく手数料だ」と言っている。期日の前日に業者から電話があり「明日の何時に振り込むか」と聞かれたので予定時刻を答えた。しかし、その後すぐに事業者から勤務先や自宅に電話がかかってきて、勤務先と家族に知られて大騒ぎになった。自分は期日に遅れたわけではないのに、このようなことをされてとても困っている。(40歳代男性)

(資料:国民生活センター「給与のファクタリング取引と称するヤミ金に注意!-高額な手数料や強引な取り立ての相談が寄せられています-」

3

生活資金に困ったときは?

公的な貸付制度があります。社会福祉協議会に相談を。

個人間融資や給与ファクタリングで交付される金額は、数万円など小口のものが多いと考えられますが、繰り返し利用してしまうなどにより、返済する金額があっという間に膨れ上がるおそれがあります。そして、返済するために、さらに別の違法な貸付けの利用を繰り返すという悪循環に陥ってしまうおそれがあります。ヤミ金融業者を絶対に利用しないで下さい。

生活資金に困ったときは、最寄りの社会福祉協議会に相談してください。無利息や低金利で、お金を借りられる公的融資制度があります。下記のリンク先では、市区町村の社会福祉協議会の所在地や電話番号などが掲載されています。

万が一、あやしいところでお金を借りたり、トラブルに巻き込まれたりした場合は、次の相談窓口に連絡してください。

相談窓口

◆金融庁 金融サービス利用者相談室
【電話番号】
0570-016811(IP電話からは03-5251-6811)

お金に関するトラブルを受け付けます。トラブルの内容を伺った上、他機関の紹介や論点を整理するためアドバイスをします。ただし、あっせん・仲介・調停は行いません。

◆消費者ホットライン 188
専門の相談員がトラブル解決を支援します。困ったときは、一人で悩まずに、「消費者ホットライン」188にご相談ください。

◆警察相談専用電話 #9110
詐欺や脅迫、暴行などの被害を受けた場合は、警察に届けてください。

◆日本貸金業協会 貸金業相談・紛争解決センター
【電話番号】
0570-051051

相談者の状況に応じて、債務整理の方法等についての助言や情報を提供したり、再発防止を目的としたカウンセリングや家計管理の実行支援を行っています。

(取材協力:金融庁 文責:政府広報オンライン)

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