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平成31年(2019年)2月4日

上手に医療機関にかかるには
どうしたらよいのでしょうか?

コンビニに出かけるような軽い気持ちで、夜間や休日の時間外に病院を受診していませんか?また、何となく大きい病院のほうが安心という理由で大病院を選んでいませんか?そのような医療機関のかかり方をすると、待ち時間が長くなったり、医療費が高くなったりするなど多くのデメリットがあります。夜間や休日に受診できる医療機関の探し方や、お子さんが急に体調を崩した場合の電話相談窓口などを活用し、上手に医療機関にかかるようにしましょう。

1.上手に医療機関にかからないとどうなるの?

大病院や救急外来の負担が増加し、患者が受ける医療の質や安全にも影響が

皆さんは、病気やけがをしたときに、上手に医療機関にかかっていますか。「どの医療機関・診療科に行ったらいいか分からない」と悩む方も少なくないのではないでしょうか。

医療機関と一口にいっても、私たちの周りには診療所やクリニック、中小病院、大学病院などの大病院など、医療設備も規模も異なる様々な医療機関があります。

診療所やクリニックは日常的な病気やけがの治療、中小病院は手術や入院が必要な場合や救急医療を要する場合、大病院は重症の救急患者や高度な医療を要する患者への医療というように、医療機能に応じた役割分担をし、連携して地域の医療を支えています。

日常的な病気や軽いけがなら、身近な診療所やクリニックを受診するのが、患者側にとっては最も便利です。しかし、中には、「地域の診療所のことはよく分からないし、大病院のほうが何となく安心する」などの理由で大病院を受診したり、「平日の昼に行く時間がないから」「夜間のほうが空いているから」などの理由で、夜間や休日に、地域の病院や大病院の救急外来を受診したりする人も少なくありません。このような医療機関のかかり方をすることで、大病院や土日祝日に外来患者が集中し、医療を受ける患者にとっても、医療機関にとっても、様々なデメリットが生じています。

■不適切な医療機関のかかり方で生じるデメリット

・待ち時間が増加
大病院や土日祝日に外来患者が集中することにより、診察にかかるまでの待ち時間が増加します。

・医療費・自己負担の増加
夜間や土日祝日に受診したときや、紹介状なしで大病院を受診したときは治療費以外に費用がかかるため、医療費・自己負担が増加する場合があります。

・受けられる医療の質や安全が低下する可能性
大病院や土日祝日に外来患者が集中することにより、患者一人ひとりに対する診察時間が短くなり、医師からの丁寧な説明が受けられなくなる可能性があります。また、医師の負担が重くなり、疲労によって医療の質や安全にかかわるおそれがあります。

・緊急度の高い患者の治療ができなくなる
救急外来は、一般の外来とは違い、夜間や休日に救命処置や入院など緊急性のある患者を対象に診療を行う外来です。しかし、緊急性を要しない軽症で受診する、いわゆる「コンビニ外来受診」が増加すると、救急搬送される緊急度の高い患者の受け入れが難しくなってしまいます。

医療を提供する医療機関の数は限られています。医師や看護師など医療を支える人々の数も限られています。そうした中で、質の高い医療サービスを効率的に提供するために、医療機関は機能に応じた役割分担をしています。
大病院の外来に軽症の患者が集中したり、急を要しない軽症で救急外来を受診したりすると、効率的に医療を行うことができなくなり、急病人や重症患者に対応するという救急外来や大病院が本来担う役割を果たせなくなってしまいます。必要なときに必要な医療を安心して受けられるようにするために、いきなり大病院にかからないようにする、不要不急な時間外診療(救急外来の受診)を減らすということを、私たち一人ひとりが考えて、上手に医療機関にかかることが重要です。

2.上手に医療機関にかかるには?

身近な「かかりつけ医」をもちましょう

医療機関にかかるときには、すぐに大病院にかかったり、救急外来に行ったりする前に、その必要があるかどうかを考えてみましょう。また上手に医療機関にかかるために、次のようなことを心がけましょう。

・日常的な病気は身近な診療所を受診する
緊急な医療を必要としない軽度の病気やけがであれば、身近な診療所にかかりましょう。大病院よりも近くにあって便利ですし、待ち時間も少なくて済みます。受診の際には、大病院受診時のような定額料金(※)がかからないため、医療費も節約できます。
※紹介状なしで、大病院で初診を受ける場合は5,000円(歯科の場合は3,000円)以上、他の病院・診療所への紹介を受けたにもかかわらず再度同じ大病院を受診する場合は2,500円(歯科の場合は1,500円)以上の定額料金を、診察料とは別に必ず支払うことになります。

・時間外受診は控えて、診療時間内に受診する
休日や夜間に受診すると追加の費用がかかります。また、日中とは診療体制も異なり、検査なども十分にできないことがあります。やむを得ない場合を除き、時間外受診は控えましょう。

・かかりつけ医をもつ
地域の診療所の中で「かかりつけ医」を決めておきましょう。「かかりつけ医」がいると、体調の変化で気になることを気軽に相談できますし、新たな病気にかかったときも、体質や過去の病歴などに照らして診察してもらえます。大病院での治療が必要な場合にも、かかりつけ医の紹介状をもっていけば、定額料金なしで受診することができます。

3.医療機関を探すには?

「医療情報ネット」を活用しましょう

身近な医療機関やかかりつけ医を探したいときには、「医療情報ネット」を活用してみましょう。
医療情報ネットとは、住民や患者が医療機関を適切に選択するために必要な情報(医療機能情報)を、都道府県がインターネットなどを通じて提供するサービスです。
すべての医療機関は「医療機能情報」を都道府県に報告することが義務付けられており、それらは客観的な情報として医療情報ネットに集約されます。住民は、インターネットで医療情報ネットにアクセスし、地域の医療機関の情報を検索することができます。

インターネット上には医療機関に関する様々な情報があり、中には誤った情報や事実と異なる情報など信頼できない情報も少なくありません。信頼できる情報をもとに医療機関を選ぶためにも、都道府県が提供する医療情報ネットの活用をお勧めします。
また、薬局に関しても、医療機関と同じように検索できます。

■医療情報ネットにアクセスするには?

お住まいの都道府県名と「医療情報ネット」のキーワードで検索できます。医療情報ネットの名称は都道府県によって異なります。

厚生労働省ウェブサイトの「医療機能情報提供制度(医療情報ネット)」のページに、各都道府県の医療情報ネットが一覧で掲載されています。

また、薬局に関しても、厚生労働省ウェブサイトの「薬局機能情報提供制度について」のページに各都道府県の薬局機能情報掲載ページの一覧が掲載されています。

■医療情報ネットを使った医療機関の探し方

「住所・駅」、「診療日時」、「診療科目」などを選んで検索できるほか、「キーワード」を入力して検索することができます。

・専門医がいる医療機関で、今すぐ受診できるところを探したいとき

(例)東京都の医療情報ネット「東京都医療機関案内サービス ひまわり」の場合
(1)トップページの「他の項目から探す」をクリック

(2)「専門医、専門看護師など」を選択

(3)「場所」「診療科」「時間」を選ぶ

4.急な病気やけがをしたときは?

救急車を呼ぶ? 今すぐ病院に行く? 迷ったときは「#8000」や「#7119」へ

急な病気やけがをしたときに、「救急車を呼んだほうがいいのかな」「今すぐ病院に行ったほうがいいのかな」など、迷ったことはありませんか。
そのようなときに電話で相談できる「#8000」や「#7119」をご存じですか。急病などで困ったときには、ぜひ活用してください。

●子ども医療電話相談事業 「#8000」

子供が休日や夜間に病気になったとき、どのように対処したらよいか、病院を受診したほうがよいかどうかなどを相談できる全国共通の電話番号です。「#8000」に電話をすると、お住まいの都道府県の相談窓口に転送され、小児科の医師や看護師が子供の症状に応じた適切な対処の仕方や受診する医療機関などについて助言します。
※実施時間帯は都道府県によって異なります。
厚生労働省「子ども医療電話相談事業(#8000)について」

●救急安心センター事業 「#7119」

「#7119」は、医師や看護師などの相談員が電話で急病などに関する相談を行う窓口です。相談者から、病気やけがの症状を聞いて、緊急性が高いと判断した場合は消防署に電話を転送して、救急車の要請を支援します。緊急性が低い場合は、適切な医療機関を案内したり、応急手当などの方法をアドバイスしたりします。
※原則として、365日24時間体制で対応しています。

・「#7119」を設置している地域(平成31年1月現在)
宮城県、茨城県、埼玉県、東京都、新潟県、大阪府、奈良県、鳥取県、福岡県
札幌市(周辺含む)、横浜市、神戸市、田辺市(周辺含む)
※平成30年度に広島市(周辺含む)でも実施予定

・上記以外の地域
お住まいの地域に相談窓口がある場合がありますので、自治体にお問い合わせください。相談窓口や受診できる医療機関は、お住まいの都道府県の「医療情報ネット」で調べることができます。
厚生労働省「医療情報ネット」

このほか、総務省消防庁がウェブ版とスマホ版で提供している「全国版救急受診アプリ Q助(きゅーすけ)」でも、症状の緊急度を素早く判断することができます。
総務省消防庁「全国版救急受診アプリ (愛称「Q助」)」

<取材協力:厚生労働省 文責:政府広報オンライン>

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